美容学校を卒業、国家試験に合格し、あこがれの美容室にインターンとして勤務し、やがて念願の「じぶんの美容室」を持つことができました。
さいわいお客様にめぐまれ、わたしを美容室の経営者として育てて下さり、おかげさまで忙しい毎日をおくっていました。
しかし「お客様の希望メニューをお聞きして技術を提供するだけ」という美容室に疑問を持つようになりました。もっと専門知識を得ようとメーカーやディーラーの勉強会に出席しましたが「商品や器具をいかに売るか、利益を得るか」といった勉強内容が多く失望していました。
もっとお客様に喜んでもらえる技術や理論を勉強したい。
もっとお客様の髪をきれいにしてあげたいし、薄毛・細毛を気にしたり悩んでいる人を安心させてあげたい。
いつもそう考えていました。
あるディーラーさんから「毛髪に関して勉強しませんか?」とのお誘いに、どうせ今までとおなじような商品を売るとか、器具を使うなどの勉強だろうと断っていました。
しかし、 何回もすすめられ「いちどその店に行きましょう」といわれ、見学のつもりでいくことにしました。
目的のお店は目立たない2階にあり、一般の美容室とは大きく違っていました。
カットやカラーで来られるお客様にも、先生がカウンセリングをおこない「客の髪の健康を守る予防と改善の手当」もおこなっていました。
お客様の髪や頭皮をみて髪の健康状態をチェックし、カラーやパーマに「髪や頭皮の予防と改善」手当を組み入れケアしてお客に喜ばれているのです。
驚いたことに全国から客が来ており、じぶんの体質や症状に適したシャンプー法などの手当法をアドバイスしてもらっています。
こんな美容室があること、遠くから客が来ていることに驚きました。
いま理・美容界ではメニュー料金の価格破壊が進んでいます。
しかし価格を安くすることだけがサービスではないはず。
なぜならサービスやコストダウンをはからねば低料金には
できないから。
つまり価格を安くすることで「お客様も何かを犠牲にしている」
のです。
安い方がいいという人もたくさんいらっしゃいますが、少し高くてもきれいな髪、健康な髪にしたい、きれいな髪を護りたいという人も多いはずです。
髪がある人は「髪があるのが普通」と考えているから、
無意識にシャンプーしてセットしています。
しかし、薄毛・細毛で地肌が見える人は必至になって隠そうとしています。ボリュームを出すため「悪いと分かっていてもスタイリング剤を使う」悪循環を繰り返しています。
また薄毛・細毛を隠すためにカラーしたりパーマをかける人も多い。
きちんと正しい手当を続ければ女性の薄毛・細毛は99%以上も回復できます。
わたしも薄毛・細毛で悩んだり気にしているお客様に専門のケアをしてあげたい。
そう決意して猛勉強を始めました。