カラーで薄毛が発症

カラーで薄毛が発症し進行している

カラーで薄毛になる女性が増加

女性の薄毛

薄毛の原因が複合的になり複雑になってきています。
とくに目立つのは「カラーをしている人」の毛が細くなり薄毛になる人が増えていることです。

カラーの薬剤を15~30分も髪と頭皮に放置して髪を染める行為は、われわれ(理・美容師)が考えている以上に頭皮や毛穴の内部までダメージを与えています。

とくにアレルギー体質の人は皮ふの構造上、防御力が低いため、カラーの薬液が毛穴の内部まで浸透しダメージを強く受けています。 (痛みやヒリヒリ感も)

カラー剤はシャンプーすれば完全に落ちるということはなく、毛穴の内部に残留することが多い。これが長期にわたり細胞にダメージを与えて頭皮の育毛環境を悪化させています。


頭皮が赤い人はカラーに気をつけて

下↓の写真のような頭皮が赤く炎症がある人が増えています。(男女とも)

赤い頭皮

頭皮に急性または慢性の炎症があり、防御力が低下し、血管の透過性も亢進しています。この状態でカラーをすると、ますます頭皮の育毛環境は悪化して薄毛発症のきっかけとなったり、薄毛が進行が早まります。

注意しなければならないのは、美容室が「カラーしてもだいじょうぶ」という意味は「カラーしてもだいじょうぶ、かぶれたりしない」ということです。頭皮が弱り育毛環境が悪化しないという「だいじょうぶ」ではないことなのです。

だから頭皮が赤い状態なら、なるべくカラーしない方がいい。
しかしどうしてもカラーしなければならないときは、刺激をカット・軽減してカラーをする方法がありますので、それをおすすめします。 (RSTカラーシステム)


カラー後のひどい頭皮

カラー後の頭皮
炎症のヒドイ頭皮

写真では状態がよく伝わりませんが、炎症は表皮だけでなく毛穴の内部の深い部位までおよんでいます。

専門的には、浸潤状態、血管がむくみ透過性が亢進、リンパ系への影響、不全角化、毛の固着力の低下、タンパク変性、などあらゆる方面に悪い影響がでてきます。 (頭痛を訴える人も)

またカラーの薬液が毛穴の内部に残留することで、弱った頭皮に毎日シャンプーするため、シャンプーの界面活性剤が頭皮の育毛環境を 複合的に悪化させることになります。

健康な頭皮の状態では、正しくシャンプーするなら毎日シャンプーしてもそれほど頭皮に影響は出ません。しかしカラー後の弱った頭皮の場合、シャンプーはダメージが強いのです。


カラー3週間後でもまだ残留物が

頭皮の残留物

右の写真は、カラー後3週間が経過した頭皮を毛髪活性水で洗浄した残留液です。

透明な毛髪活性水がカラーの色素で染まっているということはカラー剤が頭皮や毛穴に残留していることを証明しています。

残留しているのはカラーの色素だけでなく、数種類もの界面活性剤が残留しており、これが毛根の細胞分裂を低下させています。そしてそれが毛を細くし、髪の寿命を短くして、薄毛発症のきっかけとなったり、薄毛の進行を早めることになるのです。

この残留廃液を見た人は、カラーの怖さを知るため、事前・事後のケアをして薄毛・細毛にならないよう心がけるようになります。


カラーは「悪者」でも使わざるをえない「必要悪」

そんなにカラーが悪いのであれば「カラーをしなければいい」という人もいらっしゃいます。
しかし「どうしてもカラーをするなら」対策として「できるだけダメージの少ないカラー施術」と
「カラー後のケア」をきちんとする方法があることを知っておいてほしい。

頭皮

ここで問題なのは「理・美容室もカラー剤の怖さの真実」を知らされていないことです。

いま心ある理・美容室が集まって「カラーが細胞に及ぼす影響」など真剣に勉強しております。頭皮の状態によりどのようなケアをおこなうかを実践する美容室が増えています。

カラーはいけないと考えるより、体質や頭皮の状態などをチェックして、どのように薬剤を緩和するか、刺激をカットするか、事後のケアをどのようにするかを勉強することで安全に使うことができます。


↑ PAGE TOP